okinawan portraits 2012-2016
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okinawan portraits 2012-2016

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石川竜一写真集/赤々舎/245×255mm|288ページ|並製本/新本 石川竜一、渾身の沖縄ポートレート。第二弾。 木村伊兵衛写真賞を受賞し、たちまち完売となった『okinawan portraits 2010-2012』。シリーズの続編となる『2012-2016』では、人物、風景、建物など、身のまわりのものすべてをポートレート的な視点で撮影しています。 被写体により多くを委ね、社会のなかの個人が写しとられたポートレートは、 全268点。フォーマットも変化し、さらに状況や時間を取り込みながら、ポートレートの新たな可能性を探っています。日常に根差したリアリティが「沖縄」という枠を超えて、人の生命力と影、社会と人々の在り方、開発と変容、背景にある大きな問題について普遍的に問いかける本作。 ひとつとして要約することのできない存在がポリフォニーとなって立ち上がります。 あなたは誰ですか。 私はこの景色です。 あなたは誰ですか。 私はこの音です。 あなたは誰ですか。 私はこの香りです。 あなたは誰ですか。 私はこの痛みです。 あなたは誰ですか。 社会です。 あなたは誰ですか。 歴史です。 あなたは誰ですか。 私はあなたです。 私は誰ですか。 あなたは私です。そして、私が決して知ることのできない何者かです。 あなたはここまで来て、ここから行くのです。 ? 宇宙(ひと)の前に突っ立つ。目の前の宇宙は二本の足によって世界と繋がっている。目の前にも背後にも、見渡す限り世界が広がっている。その世界もまた、幾重にも重なり宇宙へと繋がっている。世界が生まれたとき、宇宙では何が起こったのか。赤ん坊が立つとき、世界で何が起こっているのか。震える膝に力を込めて、朦朧とする意識を両手で整えて。手首で脈打つ両手では数え切れないほどの時間。2つの目だけでは見渡すことのできないほど深い意識。1.4キロの脳みそに詰め込まれた無限の存在と、そのなかで生まれる偶然と矛盾。動き続ける世界ですれ違う宇宙。 誰もが孤独な宇宙の中で、その命を削ることによって存在している。その星屑のように舞い上がる削りカスのなかに立ったとき、美しさを問うことはあまりに儚く、自由を問うことはあまりに虚しく、正しさを問うことはあまりに脆い。ただただただ。ひたすらに。生きる術を探す。私は私である。(石川竜一 後記より抜粋) 〔出版社より〕