静けさを水に、かきまわす

静けさを水に、かきまわす

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「この詩集は、十年前にパートナーが免疫系の難病を発症し、その後の日々のなかでできた詩を編んだものです。 先の見えない今だからこそどうしても形にしておきたかった、無力感と祈りの詩集です。 装画はパートナーの顔彩画です。」  古井フラさんから先日、突然のメールをいただいた。お会いしたことはない方だけどこの詩集には以前どこかで見た覚えがあったので、いただいたメールの添付の画像から、はっ、すぐに、気がついたものだった。  静謐で、どうしようもない痛みのようなものが、悲しみというような使い古された言葉などはもうとうにすり抜けてしまい、静かな風の、ひんやりとしたいのちのゆらぎのようなものが聞こえてくる。そんなような気がする。わたしには、そうだ。   祈りとは、無力感の美しい比喩なのではないか。   フラさんはそう、書いていた。  わたしは、なんだろう、  そうかもしれないな、と 思った。確かな、手触りのある ことばとともに。  痛切で美しく、日々に小さな灯りを灯すようなそんなかけがえのない、言葉が宿る、詩集です。  痛みを抱えながら生きるすべての人たちへ この詩集を、勧めたい、と思います。