白湯 - さゆ - 2021 春号

白湯 - さゆ - 2021 春号

¥550 税込

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「服は、人間のからだを包むものであると同時に、「私」を表現するものでもあります。服によって「私」を強めたり、弱めたりすることができます。多くのファッションデザイナーは、「私」を強める方角へと向かい、沢山の人が、その強い個性に憧れ、夢をみます。日常とな少し離れた遠い場所、ディズニーランドのようなものです。 (…)  強い「私」へと出掛けていくための服が人間にとって必要ならば、同じ大きさで、「私」を弱めながら、ただのからだへと帰っていく服も必要です。へんてこな「私」は消えないけれど、そんな「私」を休ませたり、寝かしつけてくれる服が、この世界にもっと必要だと思っています。」    本書を発行したka na taの加藤さんの文章の一部を切り抜いたものです。    すてきな言葉が、たくさん並んである文なので、どこを切り取ろうかと悩むようなきもしたものでしたが、ふっときになったところを、引用しました。    ぼくはka na taの服を毎日、着ています。ka na taの服に出逢うまで、ぼくは、今のじぶんが、着ていて嫌でないコートというものが、どこをさがしても見つからなかったのです。困りました、が、そのおかげで、ka na taの服に、出逢うことができて、着ることが、できていますのから、それもまた、ご縁だな、と。思っています。    ka na taの服は、からだのためを、想って、つくられてあるもので、ぼくはほかの服の多くのものが息苦しくて、辛かったのにもかかわらずに、彼のつくった服は、すとん、と身に合って、すぐにじぶんのものだとわかりました。それくらいにからだがその服を着たときに、喜んだのです。これはもう買うしかないなと思い、買いました。今でも、この服がないと、わたしは、困ります。    そんな、ka na taさんから本というのか、冊子が、できた、というおしらせを見たものですから、仕入れたい、とすぐにも思いましたので、仕入れましたよ。    冊子をこうしてつくるのは、はじめてのこと、だということですが、表紙を見て、もう、それ、とわかるような、ka na taの空気がありましたので、驚いています。    いろんな人が、文章や、写真や詩などを投稿しています。ka na taに、ゆかりのある方々なのでしょうね。写真家の、齋藤陽道さんもおられます。彼も、ka na taの服を愛しておられました。    読んでいるうちに、なにかがほどかれていくような、そんなきがしています。まるで、ka na taの服のようなこの冊子を、ぜひ、お手にとってみてください。手にとっていただくことがおそらくは服も、この冊子も、いちどきにしてそのこだわりがわかるというものであるのだろう、と、わたしは、思います。   ka na ta  http://kanatadesign.com