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新入荷◎CONTE MAGAZINEのこと
雑誌が好きなったのは、20代も半ばを超えた頃。
素敵なものや、人や、お店に出会いたくて、雑誌をよく買うようになった。
みんなにとって素敵なものよりも、わたしにとっての大切なものと出会う手段のひとつだったようにおもう。
そんな中、地元沖縄に帰省の際、たそかれ珈琲さんでCONTE MAGAZINEの創刊号と出会った。真っ黒な表紙に不思議で素敵な絵、「生きるためには、物語が必要です」潔い短い特集記事のタイトル、ページを開いた時の、青い絵、誌面の写真、文章、人々。これが、地元沖縄発で作られている雑誌であることが心から嬉しかったし、内容は沖縄に住んでいたり、縁がない人々にも、大切なものを見つけられる雑誌だと思った。そして、それ以上に、この雑誌そのものが、わたしにとって大切なものになるような気がした。ただの情報媒体としての紙の束ではなく、雑誌そのもののモノとしての魅力。次の発売は2020年のどこかで!と巻末には書かれていて、その発売のタイミングで庭文庫で仕入れをしようと機を伺っていた。
きっとコロナのこともあり、創刊二号目が出たのは、2021年の冬。わたしがそれに気がついたのが一週間前。まだ在庫があるということだったので入荷したのが昨日のこと。VOL.2も創刊号に負けず劣らずというかパワーアップして、絵や写真や文章が迫ってくる。沖縄北部、「やんばる」を中心に作られた雑誌だけれど、やっぱりやんばるのことを全然知らない人が手に取ったって絶対面白い。沖縄の森と岐阜の森は全然違うけれど、どこかで繋がっている気がするよね、と思いつつ読む。正直まだ全部読めない。でも写真や絵を眺めているだけで、ああこの雑誌をつくってくれて、ありがとうとおもう。そしてカバー裏のかわいさったら!
創刊号も在庫があるということだったので、VOL.1、VOL.2ともに入荷しています。
いっぱい売りたい!買って欲しい!おすすめです。遠くの方はネットショップからどうぞ。
(売れたら再入荷します)
*以下公式サイトより引用
CONTE MAGAZINE VOL.2
特集:森へ来なさい。
人はずっと自然環境の中で生きてきました。都市で人が生活するようになったのは人間の長い歴史の中で、つい最近のこと。
森の中に入る、森からいただく、森に集う、森を育てる、森で遊ぶ、森から創造する……、そんな森に関するいくつもの物語を、沖縄県北部「やんばる」と呼ばれる地域で暮らす人たちの取材を通して、発見していきたいと思います。
登場人物は、森と海が近い「やんばる」で、自然とつながり生きる人々です。
<特集コンテンツ>
座間味眞(沖縄イチムシ会) 森は曼荼羅」
島袋正敏(黙々100年塾蔓草庵) 森は生活の糧
森岡尚子(やんばる野草の宿) 根源的なものに気づく場所
渡慶次弘幸×渡慶次愛(木漆工とけし、中山木工) この森に生きて
平山ふさえ(工房風苧) 芭蕉布に惹かれて
高田勝(高田農場) 在来種は、面白い
小島圭史(名前のない料理店)×金城建昭、積博文(沖縄県猟友会) 命は循環する
橘田優子(kitta) 色を越える、色
徳田泰二郎(アダファーム) 土地の味がするコーヒー
徳田泰二郎×山田哲史(COFFEE potohoto) さらに輝く果実の生命力を
安田のシヌグ—男たちが山の神になる日— 語り手:大城盛雄
張本文昭(沖縄県立芸術大学教授) 自然との関わり、そこからの広がり
芳野幸雄×満名匠吾×小泉伸弥(やんばる畑人プロジェクト) いま生きる場所を誇りに思えるように
根本きこ 森と海とつながる「ここ」
YANBARU CULTURE TRIP!
誠平/本部町営市場/CALiN cafe&zakka/tutan/niceness/Bookcafe Okinawa Rail/絵本屋Polaris/FAV Time/種水土花/亞人/紺野乃芙子/やんばる酒造/山川酒造/津嘉山酒造所
PHOTO STORY たま記
連載 場所の音楽②&③
Cocco 歌は、止まらない
堀内加奈子 島を離れ、島を想う
泡盛探訪② 三十度の泡盛は水割りで飲むべし
CONTEの郷土料理 ② 豚のロースト
ササオカヨウスケ×坂奈津子
描く人、そして、そのキャンバスとなった紙をつくる人の対話
全256ページ/オールカラー
▼CONTE MAGAZINE VOL.1 WINTER 2019はこちらから
https://niwabunko.stores.jp/items/61ed0a05e859266c66343c6f