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ヒップホップの詩人たち

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詩は、東京で生まれるわけでもなく、また、机の上でお行儀よくだけ生まれるのではなく。路上でしか生まれ得ない詩の形というものがあり歌の形というものがある。 ⁡ 地方で生まれ、地方で暮らしながらラップし続ける現代の詩人たちがいる。彼らのことを、真正面から取り上げた辺境編集者都築響一さんの仕事に私は拍手を送りたい。 ⁡ 都築さんのまなざしはいつも辺縁にあるものたち、いわゆるその既存のジャンルづけの枠組みからはその価値を無視されていたり未だ見向きされてはいないようなものの枠の拡張へと向かうように、私には見える。 ⁡ これは詩なのかというような様々な言語の制作現場に目を向け『夜路死苦現代詩』という本を書き、生活のなかで生まれたボロ着をまとめた本を出す。高級文化としてのお行儀のいいいわゆるところの美意識には反するような、それでもなおその生理的な必然性、その欲望によってその形をなしてものをちゃんとそれとして見つめ肯定すること。それらを寄せ集めて編み上げる仕事。彼のような、独自の眼をもってなにかを編み合わせる仕事をする編集者がいることが、私にはとても心強く思われるのだ。 ⁡ マイクを片手に日々を送り言葉を贈り届けつづけるラッパーたちの詩情。そこにはいったいどのような詩が生まれその口から声とともに吐き出され続けているのか。 ⁡ 様々なラッパーたちの取材から生まれた素晴らしい仕事であると私は思う。 ⁡

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