すこし前から、仕入れてはすぐ売れてゆく本があります。梅屋香織さんの『ハーブではじめる植物療法の手引き』（グラフィック社／2600円＋税）が、それです。この本の挿し絵のコラージュを担当したのが僕の友人のアーティスト、イラストレーターの龍山千里さんです。彼女がコラージュを担当したことをきっかけにして僕はこの本のことを知りました。気になり仕入れてみることに。するとこの本、すごくよく出来た本で、中を見ていると自分でもハーブから植物療法やってみようかしらと、なんだかわくわくしてきます。フランス由来の植物療法の基本からちゃんと押さえ、体を整える日々の処方から、体調別の処方まで、写真や図や絵も交えながら、とてもわかりやすく、詳しく書いてあるので、はじめてハーブの植物療法にふれる方にもおすすめできる、これ1冊でかなりずっと使える1冊になっています。龍山さんのコラージュもとても素晴らしく、この本に彩りを添えていて、なんだか勝手に嬉しくなってしまいましてね。これからも売っていきたい1冊となりました。値段はすこししますが、この1冊でカバーできる領域がかなり広いので、植物療法、ハーブにご興味、ご関心のある方々には、ぜひとおすすめしたいと思います。