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第7回暮らしの小説大賞受賞作!
誰かに認められたい。でも自分は自分—
不仲な両親の間で、体と心が2つに裂かれるような痛みを味わう薫子。
性的違和を感じ、ある日突然セーラー服で登校し始めるクラスメイトの中鉢。
それぞれが抱える戸惑いに互いにシンパシーを覚え、心友となった2人が見つけた「居場所」とは……。
暗闇の中、「ありのままの自分」を受け止めてくれる「居場所」を目指し、遠くの光に向かって歩く。
14歳の揺れ動く心情を細やかに、そしてユーモラスに描いた、心にあかりを灯すデビュー作。
新井 陽次郎/装画
塚本 はつ歌
1983年生まれ。岐阜県瑞浪市出身。 大阪芸術大学卒業後、職歴を重ねながら小説投稿を続ける。 現在は神奈川県在住。子育てをしながら執筆を行う。 好きなことは散歩と読書、料理の本を眺めながら寝ること(実際に作るかどうかはまた別の話)。