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いそがなくてもいいんだよ/岸田衿子

1,870円

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大人になっても自由で奔放で、詩を書き童話を作り、絵を描いて暮らした詩人・岸田衿子。 「菫の花から生まれた青いしじみ蝶」と形容したのは石垣りんさんでした。 小さいときから絵が好きで、絵描きのかたわらスケッチブックに詩を書きはじめ「ことばのデッサンに取り組むようになりました。」 絵本を書いてもエッセーや詩を書いても、衿子さんの主調音や色づかいは変わりません。 この詞華集を美しく飾る、花や実のカラー挿絵を描いたのは、植物学者で画家の古矢一穂さん。 表題「いそがなくてもいいんだよ」という一行は、「南の絵本」という詩の一節です。 いそがなくたっていいんだよ オリイブ畑の 一ぽん一ぽんの オリイブの木が そう云っている (...) ゆっくり歩いて行けば 明日には間に合わなくても 来世の村に辿りつくだろう (...) いそがなくてもいいんだよ 種をまく人のあるく速度で あるいてゆけばいい A6・128頁 定価(本体 1,700円+税)(2020.9.16より新価格) ISBN978-4-924684-83-6

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