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【瀀さんの好きな本】詩とは何か/吉増剛造

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◾️瀀さんの紹介文◾️ 吉増剛造『詩とは何か』 吉増さんの語る声がとても好きで、YouTubeに上っている動画を、2,3年前の冬あたりに、よく観ていた。 力の込もった朗読の発声。子どものような笑いと人懐っこさ。時間を重ねてきたからこその、表情と声の落ち着き。そして、骨に響くような内奥の冷たさ。 『詩とは何か』を薦めるにあたって、読み返すと、内容ももちろんだが、語り口がとてもよい。 「拙いお話の仕方とは思いますが、「詩とは何か」という、こわいようなタイトルのこの本にささやかな序と言うんですか、これから、自分の声を発しつつ、訥々とですが、口跡にも耳を澄ましながら、その向こうから、あるいはその傍らから、あるいはその果ての方から、ほんの僅かに、うたうような何かが、聞こえてくるのかもしれない、ということを考えてお話をさせてください。」 声にして語るときに、生まれる揺らぎ。 流暢さではない、逡巡や躊躇。 川面ではない、浸透する地下水の、更に先。 この本自体が、語り自体が、詩でもある。 ◾️版元紹介文◾️ 現代における「詩」の本質とは? 世界最高峰の詩人の1人、吉増剛造が60年の詩業の果てに辿り着いた境地を縦横無尽に語り尽くす。 現代最高の詩人による究極の詩論、ついに登場! 世界大戦、原爆、そして3.11。数多の「傷」を閲した現代における詩の意味を問う。いわゆる詩人の範疇を超え、カフカ、ベケット、石牟礼道子などの「書いたもの(エクリチュール)」へ。さらには文学さえも越え、ジョナス・メカスの映画、ゴッホの絵画、そして音楽にまで。縦横無尽に芸術ジャンルを横断し、あらゆる芸術行為の中に「詩」の真髄を見出す。詩の根源、すなわち「芸術」の根源へと肉迫する稀有の作品。 序――こわいようなタイトルのこの本に 第一部 詩のさまざまな「姿」について 第一章 詩のほんとうの「しぐさ」 第二章 「戦後詩」という課題 第三章 根源の詩人たち 第四章 純粋な「音」のままで立ち上がる「詩」 第二部 詩の持つ力とは何か 第五章  詩における「若さ」、「歪み」 第六章 「バッハ、遊星、0(ゼロ)のこと」など 第七章 根源的なハーモニーへ 第三部 実際に「詩」を書くときのこと(Q&A)  おわりに――記憶の未来について ほんの少し、爆発的で、ときに全力疾走もする即興的な「詩」の根拠――あとがきに代えて

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