







展示中の小内光さんの好きな本の1冊、安部公房の『水中都市・デンドロカカリヤ』入荷しました。安部公房、そういえば僕これはまだ読んでません。読んでみたいな。僕もみきてぃも、共通して安部公房の小説好きです。
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水中都市・デンドロカカリヤ
安部公房
新潮文庫
737円税込
狂っているのは、私か世界か。人間存在の不安感を描ききった世にも奇妙な11編。
ある日突然現われた父親と名のる男が、奇怪な魚に生れ変り、それまで何の変哲も無かった街が水中の世界に変ってゆく「水中都市」、コモン君が、見馴れぬ植物になる話「デンドロカカリヤ」、安部短編作品の頂点をなす表題二作に、戯曲「友達」の原型となった「闖入者」や「飢えた皮膚」など、寓意とユーモアあふれる文体の内に人間存在の不安感を浮び上がらせた初期短編11編を収録。
デンドロカカリヤ
手
飢えた皮膚
詩人の生涯
空中楼閣
闖入者
ノアの方舟
プルートーのわな
水中都市
鉄砲屋
イソップの裁判
解説 ドナルド・キーン
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店頭、webで。
百瀬雄太